Tokyo Art Book Fairに行くも、行列が凄かった日の日記

インターネットが止まっているため、アップするのは滞納している料金を払ってからになるのだ。そして先程滞納金を収めてきたのだ。


ともあれ今年もTokyo Art Book Fairが開催されているので向かう。毎年、行ったはいいが「場違いなところに来た」と感じてしょんぼりしながら家に帰ることになる。今年は会場が変わって天王洲アイルの寺田倉庫にて。ここってこの前デヴィッド・ボウイ展がやってたとこだったかしら。という事で寺田倉庫も見てみたいし、電車に乗った。


向かいのホームに止まっている電車の開いたドアから、足を全開にして頭を壁にのけぞらせ熟睡している中学生が見える。冬服のセーラー服。いつの間にか衣替えで、夏も終わり蝉の鳴き声も聞こえなくなった。


道中、『石蹴り遊び』を読み進める。ひとまず前から順番に読む方で終えた。


寺田倉庫まではたどり着いたものの、そこには長い行列を作っている人たちがいた。奥の方でパンフレットのような物を配布しているのが見えたため、ひとまず並ぶ。意味もわからず並んで待っていると、昔のゲーム『レミングス』の事が浮かぶ。この列の先に何があるのか、崖があって、寒々しい冬の海があり、私たちはみんなそんなつもりはなかったのに気がつくと次々海に飛び込んでいる。すると遠くから声が聞こえた。入場制限がかかったとのこと。TABFに来たと思ったら、これじゃまるで何かのアトラクションだ。入場待ちの列に並び、ようやく中に入れてもそこは人の海というわけだ。こんな埋立地に来たのが間違いだったと、ピンク色の地図とビームスの袋を受け取って、モノレールに乗って羽田空港に行った。


しかし逆上して空港に向かったのは間違いだったのではないか。そのモノレールに乗り込む直前までは、私は浜松町経由で浅草に行こうと思っていた。別に飛行機でどこかに行こうというつもりはない。TABFのパンフレットはピンク色だが、先ほどまで読んでいた『石蹴り遊び』で精神病院の患者が来ていた服もピンク色じゃなかったか。海は緑色でちっとも綺麗でないし、薄汚れた倉庫ばかり並ぶ。突然飛行機が目に入る。ANAJAL、よく知らないが尾翼にカンガルーのシルエットの書かれたもの。


というわけで羽田空港国際線ターミナルに到着。出発ロビーのベンチに腰掛け、AからLまでのアルファベットの書かれた看板やディスプレイに表示される各航空会社の名前を眺める。

上のレストランフロアからならロビーの様子がよく見える。江戸小路というその飲食フロアでグラタンを食べた。甘みのあるホワイトソースと少し焦げたチーズの香り、ちょっとした塩気、エビとマカロニ。フラフラ歩いていると展望デッキに出た17時ごろ、暮れかけた太陽がオレンジ色の光で辺りを照らしている時間。デッキの側はその反対側で、あ青か灰色のフィルターがかかったような景色の中、シンガポールエアラインの飛行機がゆっくりと後退していた。

南東の方角から滑走路に向かってアプローチしてくる飛行機がある。その後方には、一つ二つとこちらにやってくる飛行機の明かり。一台が着陸するとまた一台、別の明かりが空に浮かぶのが見えるのだった。何人もの人たちがその方角をじっと眺めていた。


国内線ターミナルも見ておくべきだっただろうか。浜松町行きのモノレールが発車すると一気に外は暗く、夜になった。


浅草、中央通りを抜けて伝法院通りを行き、六区へ。スマートボールを1回分(300円)遊んで仲見世へ引き返し、浅草寺スマートボールで遊ぶ3~4歳くらいの女の子が父親と一緒に遊んでいて、青い傷だらけでザラザラした感触のボールが出てくるたびに、声をあげて喜んだ。