日記:日比谷公園にて、NEWTOWN

あーベロベロに酔っ払っているけど、今日の日記を書いておかなきゃ。

もうわけわからなくなっているけど、メモによると今日は16:10頃に代々木駅についた。

目的はexpop?だかcinra だかのイベントで、「newtown 」っていうのだったと思うけど、駅についてA14出口から出たら蝉がないてて「王国ビールフェスタ」とかいうのかやっていたそうな。空いていたし、腹も減っていたからそこでビールとか飲んでから行く事にした。

Newtown だかexpopのチケットを買って

近くのフードトラックで飯を買おうとするも、全部売り切れ。全部売り切れ!煮込みの店に行列ができてた。まじで飯がない、食べるものが一切無い!と思いながらさっさとライブ会場へ向かった17時。

野音でライブだ。Chris   Cohenのライブがやってて、私は缶チューハイを飲んでて、まばらな拍手が時々聞こえた。野音の裏にあるビル、屋上に木が植えてある、とか思っていた。

それが終わると、Yogee New Wavesだった。メモによるとその時Tシャツに「Paterson 」と書かれた人が前を通り過ぎた。こういうイベントに来る人ってやっぱりジム・ジャームッシュとか好きなんだ、と思った。ライブが始まりそうになり、立ち上がって通路へ、前の方へ向かう人たちを眺めた。メモによれば「立ってておあげる、イエー」との事だが今の私には何のことやら。

スモークの炊かれたステージから煙が外に逃げていく。明かりに照らされた煙が見える。ボーカルのカウント「ワンツースリーフォー」と共に歓声が上がり、ギターソロが始まる。今日は雨は降らなそうだ。

3曲目イントロが流れて目の前にいた男の子2人が、顔を見合わせながヒュェーとか言ってハイタッチするのを見た。この子たちのアンセムだ。それでその子らは、一緒に来た友人たち(もしかしたら今日たまたま出会ったばかりかも)と一緒に踊り盛り上がる。歌詞の一部だったのか「今夜は眠れないよ」というフレーズが聞こえた。


私のメモによれば

「子供を肩車するパパ。気持ちいいね!歓声フォぉー」

との事。どういう事だ?

そしてあたりは次第に暗くなって来た

ビルの明かりがついて。今日は神宮の花火大会で、それに行かずにこのライブに来た皆はお目が高い、らしい。

最後、彼らが一番大切にしてる曲、が演奏される。ちゃんとしたタイトルは知らない。イントロを聴いて笑顔で走り抜けてく女の子。ボーダーのTシャツ、バンドグッズのタオルを掲げて、らららららららららららららラーラ、との事。

こういうイベントに来る女の子が好きというか、憧れというか、仲良くなりたいとか思うけどそうできた試しがないのね。照明が赤と黄色、青に切りかわって「この街がなくなる前に」それは彼らの『World is Mine』という曲だったはずだ。本当に日が暮れつつあるこのとき、ハンドクラップが聞こえて臨時喫煙所からタバコの香り、照明は今赤。

小さな子供を抱きかかえながら音楽を聴いているパパや、タバコをすいながら体を揺らせるお兄さん、手を挙げ歓声をあげる人たち、拍手、彼らにとって音楽がどれだけ大切なものか私には計り知れないけど、これは本当いいな。Yogeesは明日もまた頑張る。




そして日が暮れて、本当に夜が来て、午後7時。発泡スチロールに入った追加の飲み物が通って行く。そしてロングヘアーにロングTシャツの男の子や、キャプを被った男女もまた私の前を歩いていった。

セットチェンジ。ステージからの照明でオレンジ色に照らされている人たち。「この野外音楽堂は宝くじの普及宣伝事業として作られたものです」との事、そんな看板を見かけた。「ただいまの時間より、写真撮影、録画、録音は禁止となります」というアナウンスが流れている。

これから今日のトリ、相対性理論のライブだ。ところでこの、ライブがはじまる前の感覚(開戦前夜のこの感じ)や状況を完全に捉えることのできた人っているだろうか。そんなこと到底無理じゃないかと思える。この光景を見ていると。この濃密なフィーリング。期待と興奮の感覚。このシチュエーションの全体。

今19:14

ステージの間を「撮影禁止」と書かれた看板を掲げたスタッフが行き来している。照明が落ちる。歓声が上がる。ライブが始まる。



どうでも良いけどやくしまるえつこの歌唱スタイルは、ライブではどうやっても素人臭く聴こえる。照明など演出を工夫してもどうにもならない。演奏は悪くないのにライブ全体としては、ヨギーズに全く及ばない。

何人かの人たちが帰ろうとして、私の前を通り過ぎて行く。

ボーカルが、「先生」と言う。

その言葉を聞いて、帰りかけてた女の子たちが「これだけ聴いて帰る」と言って引き返す。

この曲やその後演奏された「Loveずっきゅん」は独特の感覚があってとても良い。今日のライブで演奏された他の曲が作られた時期がいつなのかわからないけれど、やはり作曲をしていた人が抜けて、このバンドの魅力が減ってしまったのは確かだと思う。

Flashback とか言ってる曲にはほんのりdubの感触があり、これは悪くない。いつ頃の曲だろうか。

でもまあライブは楽しい。昔のように音楽に夢中で、という熱狂は無くなってしまったけれど。以前とは違った意味でだけど、やっぱり楽しい。相対性理論のメンバーが去ってゆき、明かりの落ちた野音でアンコールを求めるクラップと、帰る人たちと、何か声をあげてる人たち。そして拍手と歓声が上がり、アンコールが始まる。

「よんどいたよ恐竜」

だってさ。ありがとうございます。

アンコールも終わり、片付けスタッフはオレンジのヘルメット。本日の公演はすべて終了しました。

雨は最後まで降らなかった。