soundies

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あまりに映像がキレイなので、現代の人達が40年代の音楽に合わせた白黒動画を作って、それをアップしているのだと思ってしまった。どうやらそうではなくて、これらのミュージックビデオは実際に1940年代に作られたもので、テレビ型のジュークボックスで流れていたものらしい。「Mills Panoram」というジュークボックスの「Soundies」というミュージックビデオシリーズだ。

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16mmのフィルム1本に8つのサウンディー、つまりミュージックビデオが記録されている。バーやレストラン、ホテルなどの客がそこに設置されているミルズ・パノラムに硬貨を投入すると映像と音楽が流れるという仕掛け。フィルムリールを使用しているため、曲は選べない。硬貨を入れるごとに、8つのサウンディーが順番に流れる。毎週新しいリールが作られ、8つの新しいサウンディーが観客に提供される。週刊誌みたいな感じか。週間サウンディー。そのような仕組みなのだと理解したのだけれど、間違っているかもしれない。

ちゃんとした情報はこちら(docファイルが開きます)

http://www.nyu.edu/tisch/preservation/program/student_work/2009fall/09f_2920_Losben_a1.doc

ニューヨーク大学の学生の方が書いたもの。

ミルズ・パノラムは40年代初めから中ごろにかけて、多くの店に設置されたが、同じく40年代初頭にスタートしていた白黒テレビの普及に伴い、あっという間に廃れていった。それでもこのビジュアルジュークボックスが活躍した短い期間の間に、1800本ものミュージックビデオが撮影され、今では40年代の貴重な音楽の資料としてネット上で見ることが出来る。すごい事だな。

Soundiesは第二次世界大戦が終わって、テレビの時代が本格的にやってくると廃れてしまった。1946年か47年辺りを最後に新しいサウンディーは作られなくなった。その後1950年になると、今度はテレビで新しいミュージックビデオの番組、Snader Telescriptionsというのが放送されたそうだ。これがテレビで放映されたミュージックビデオの最初のシリーズらしい。

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こんな感じらしい。こちらはサウンディーとは違って、複数台のカメラとマイクを使用して、音声も同時録音で収録されたらしい。サウンディーの時は後から動画だけ撮影して口パクで作られていた。そのためかテレスクリプションではサウンディーズのときのようなミュージカルっぽさは無くなっていている。たくさん見て検証したわけではないから実際のところわからないけれど。

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これは、たまたま見つけたWhitey's Lindy Hoppersという昔のダンスチームの映像。何か映画の一場面らしいのだけど、見ていてとても楽しい。SoundiesやSnader Telescriptionsとは特に関係は無い。